ECNについて

学生間コンテンツネットワーク構想は、2003年、当時、川崎総合科学高等学校の高校生達が発案しました
この構想は、コンテンツ制作を目標に据え、複数の学校の生徒との交流をはかるプロジェクトでした。
現在のProject-ECN(Educational Contents Network)は、このプロジェクトの延長線上にあります。

Project-ECNはその軸足をインターネットに移し、情報技術を活用した幅広い活動を行っています。
wikiやメーリングリストを利用した開発支援、情報やノウハウの蓄積、新しいSNSの開発・・・
しかし、それらの根底にあるのは、単なる技術ではなく、人と人とのつながりです。
人が集まれば、出来ないことも出来るようになります。
真似をし合い、一緒に経験を積むことで、成長ができます。
困ったとき時には、助け合えます。

Projest-ECNは、人を中心にした、社会と情報技術の活用を提案していきます。

Project-ECNの目指すもの

ものづくりの輪で人と人のつながりをつくる

Project-ECNは「ものづくり」というキーワードの元、同好の人々のつながりを作ります。
人々の輪が、新たなコンテンツを創造するための場を作り、そのコンテンツを社会に広めることによって、創造的な社会の構築を目指します。

個人がそれぞれの能力を発揮できる社会を目指す

Project-ECNは、1人1人が、自分の能力を最大限に発揮できる社会を目指します。
ECNのシステムは、参加者の能力を伸ばし、その能力が創造的な物作りへと生かされる環境を作ります。

知的財産の共有、継承を促進して文化を発展させる

Project-ECNは、みんなの資産となる知的財産を共有し、増やしてゆく仕組みを提供します。
そして、それを継承して更なる発展的な作品が生まれるために、あらゆる手を尽くします。

Project-ECNの提案

ものづくりをしよう

実践こそ最高の学習です。
コンテンツ制作に興味を持つ学生は多く、各教育機関も熱心にカリキュラムを組んでいます。
しかし、大半の学生の学習意欲は決して高くないのが実情です。

Project-ECNは、”自分の興味のあるもの”を「とりあえず作ってみる」ことを提案します。
作るという行為は、確かに決して簡単なものではありません。
全てが上手くいくことなど希で、多くは失敗を伴います。

では、どうすれば上手くいくのか?どうすれば同じ失敗を犯さなくてすむのか?
そこに考えを向けたとき、学習の効果は圧倒的に増大します。
失敗を身にしみて分かっているからこそ、その解決策は学生たちの血となり、肉となります。
そして、自らの力で問題を乗り越え、成果物が評価されたとき、その成功体験は、深い満足感と自信であなたを満たしてくれるはずです。
あなたが投資するコストはパソコンやインターネット接続料などのわずかな金銭(この文章を読んでいる時点で、おそらくそれはクリアされていることでしょう)、そして時間のみです。

学生の比較的有り余った時間を、ものづくりに、そしてあなた自身に投資してみませんか?
あなたの目指したものが成功しようが失敗しようが(成功するにこしたことはありませんが)、あなたの投資した時間に比例して、あなたには経験という財産が手に入ります。
さぁ、早速作りましょう。そして、諦めずに続けましょう。
自分がものづくりに関わっているという喜びは、消費の楽しみとは別種の楽しみを、あなたに与えてくれるはずです。

みんなで作ろう

Project-ECNはグループでのものづくりを推奨します。
現代はコンピュータの発達によって、比較的大きなコンテンツを個人でも作れる時代です。
実際に映像作品やゲームなどを1人で作り上げ、大きな評価を得ている人も居ます。
しかし、彼らが初めから一匹狼で、自分の生まれ持った才能をそのまま作品にしているという認識は、間違いです。
なぜなら彼らの多くは、企業などで集団での開発に参加した経験をベースに、自分の作品を構築しているからです。

排他的な個人主義は、往々にしてタチの悪い問題を引き起こします。
ひとりよがりになってしまったり、他人の良いところを認められない。
すると、人から意見を聞き入れたり、他人の技術を自分が身につけることも難しくなります。
助けを求めることも出来ないので、行き詰まったときに身動きが取れません。

グループでの開発は、1人でやるより難しいものです。足並みが揃わなかったり、意見の違いから喧嘩をすることもあります。
しかし、それを差し引いても、むしろ、それがあるからこそ、グループでの開発から得られるものは、人間関係を切り捨て、自分の殻に閉じこもるより、大きなものになるのです。
グループ開発によって他人を認められるようになれば、正しい答えや方法は一つではないということが分かります。
別の能力を持った人を見ることで、自分にあるもの、足りないものが見えてきます。
いろんな技能を持った人の輪の中に居るだけで、幅広い知識と見識が手に入ります。
これらの経験が、最終的に作品にフィードバックされるということを忘れないで下さい。
スタッフが1人入れ替わっただけでも、驚くほど作品の毛色が変わってきます。
グループ開発は作品の幅を広げ、質を高めてくれるでしょう。

何より、一緒に活動している仲間が居るという心強さは、何事にも代え難いものです。
もちろん、漫画や小説など、自分1人で作品をコントロールする手法が上手くいくメディアもあります。
けれども、映像やゲームなど、総合的なメディアについては、出来る限りグループ開発を試みるべきです。

みんなの力を共有しよう

Project-ECNは知識やノウハウ、成果物の共有を推進しています。
Project-ECNで取り扱うような"ディジタルデータ"は、それまでのメディアと違い、コピーにほとんどコストがかかりません。
つまり、コピーによるデータの再利用というメリットを最大限に活用することが、最も効率的な使い方なのです。
だからといって、何から何までコピーして勝手に使って良いというわけではありません。
著作者、発明者の成果を横取りするような行為は絶対に阻止するべきです。
けれども、情報化社会にとって、著作権の保護は必要最低限が望ましく、著作者が許可したものに関しては、互いに共有し、利用しあうことが重要です。

Project-ECNが注目しているのは、ソフトウエアやコンテンツを作る過程で作られる”中間生成物”です。
コンテンツを作るには、完成品の何倍もの素材が必要になったりしますが、作られた素材には、没になったり、一度使用されたきりで二度と使われなくなってしまうものもあります。
また、開発の際に開発者が作った覚え書きや、プロジェクト内部向けに作った文章などにも、公開すれば役に立つものが存在します。
こういったデータをみんなで共有して、互いに使い合いましょう。
ECNでは現在、開発支援ツールと統合されたデータ共有システムを開発しています。
これを利用すれば、開発中に余計な手間を掛けることなく、データの共有、再利用を促進することが出来るようになります。

また、Project-ECNは、異なる能力を持った人やプロジェクト同士を紹介して、協働や参加を促しています。
これによって、各人が自分の能力を生かしながら、作品の質を高めることができるでしょう。
通っている学校に、一緒に活動する人が居なくても、他の場所には居るかもしれません。
こうした人的ネットワークの構築は、将来、社会に働きに出た後まで続いていきます。
学生時代に構築した人的なネットワークこそが、将来的には産業自体を支えていくことになると我々は信じています。

活動に参加するには

Project-ECNの活動に参加するには、 NPO法人の社員になる、 Project-ECNの提供するサービスを受ける、 Project-ECNとの協働を図る、などのいくつかの手段があります。
もちろん他の方法を提示してもらっても構いません。
まずは、参加希望の旨をProject-ECNにメールで送ってみて下さい。
info■project-ecn.org(■を@に入れ替えて送信下さい)
スパムメール対策のためメールアドレスへのリンクはございません。ご理解をお願いします。

計画

平成19年度は、SNSUの開発とNPO法人格の取得を最重要課題とする。
NPO法人格は現在、申請に向けて書類を整えている段階で、2007年12月までに法人登記を完了させる。
SNSUに関しては、プロジェクトチームが開発を進めるほか、
2度に渡る事業用サーバの強化を行い、円滑なサービスが維持できるよう努める。
なお、SNSUは平成19年度中のベータ版一般公開を目指している。
コンテンツ制作支援事業においては、支援対象のプロジェクトの増加を図り、プロジェクト間の交流や情報共有を推進する。
同時に、全ての事業において、企業や教育機関との協働も視野に入れた、収益性の確立を急務とする。